近鉄本社を訪問、要望書を届け懇談しました

 4月25日、清水ただし元衆議院議員、宮本たけし前衆議院議員とともに日本共産党八尾、東大阪、柏原市議会議員団が近鉄本社を訪問し、安全対策強化と乗客の利便性向上について市民の要望書を届け、本社の担当者と懇談を行いました。

 八尾市議団はこの交渉に向けて、身体障がい者団体連合会の関係者の方からもご要望の聞き取りさせていただきました。近鉄を利用される多くの住民の方からのご要望を聞き取りさせていただく中で、事故に繋がりかねない危険な実態が明らかになってきました。

 今、近鉄大阪線での駅の無人化が急速に進んでいます。八尾市内の近鉄の駅で有人駅は、八尾駅・山本駅・高安駅だけ。あとは無人化となっています。 外からの電話を受け付ける公衆の電話は八尾駅のみ。障がい者の方が、事前に駅員さんの補助をお願いしようと電話しても八尾駅しか繋がらない実態があります。

 障がいを持たれた方や高齢の方などはとくに事故などが起こりやすいです。すぐに駅員さんに伝えたくても備え付けの電話での対応では間尺に合わない。事故が起きた時や機械が故障したときなどの対応が不安ですし、現に困った事態も生まれています。是非とも職員さんの配置をとの声を届けました。

 また、高安の踏切事故問題。現在の対応は、自転車を降りて引いて渡ってくださいと啓発が精一杯。せめて踏切内でも監視員の設置を求めましたが、踏切道の安全対策として高架化を求める市民の声も届けました。

 そのほかにも命をまもるホーム柵の設置、点字ブロックの内方線の設置、痴漢対策の女性専用車両の設置等々。誰もが安心して利用できる公共交通機関として住民の要望を真摯に受け止め、具体的に検討し、早急に実施されるよう強く求めました。